2015/11/10(Tue)秋の駆除作業を実施しました!

 愛知県環境部と共同で、ヒガタアシの駆除作業を実施しました。

 今年度の調査で確認されたヒガタアシは少なかったため、作業は短時間で完了しました。

 短時間で完了したとはいえ、調査をこまめに実施したからこそ短時間で完了できるのであり、調査を実施していなければ、今頃は高さ2mを超すヒガタアシ群落と格闘していたかもしれません。こまめな調査が重要です。

2015/10/12(Mon)干潟の「自然観察会」を開催しました!

 ヨシ原とその周辺の緑やそこに棲む生き物を守る活動として、ヨシ原や周辺の干潟の動植物を観察するとともに、ヒガタアシがヨシ原に与える危険性について学習する「自然観察会」を実施しました! 

 ヨシ原や干潟に生息する希少な貝類やカニ類、植物を観察し、干潟の帯状分布についても観察を行いました。また、ヒガタアシとヨシの形態的・生態的違いを、現物を見ながら観察を行いました。  ヒガタアシの観察の際には、本物のヒガタアシに触れながら、さらに剣先スコップで掘取って除去する防除活動も行いました。

 当日はスタッフを含め24名で活動を行いました。多数の方参加いただきましたこと、心よりお礼申し上げます。 

(写真はヒガタアシを除去後に当会の代表ほかがヒガタアシについて解説している様子です)

 2016年1月9日にも、干潟と外来生物についての学習会を企画しています。こちらも皆様の参加をお待ちしております。詳しくはこちら

2015/9/7(Thu)2015年応用生態工学会大会でポスター発表を行いました

 2015年応用生態工学会大会は福島県郡山市で9月10日~13日の日程で開催されました。このうち9月10日にポスター発表が開催され、当会事務局の花井が「特定外来生物ヒガタアシ(スパルティナ・アルテルニフロラ)の効果的な防除に向けた分布拡大モデルの作成」という題目で発表しました。

 当日は外来種対策に実際に携わっている方にも来ていただき、愛知県での事例を中心に、どのようにスパルティナの分布を減らしてきたかについて、お伝えすることができました。

2015/9/4(Fri)2015年日本ベントス学会大会で口頭発表を行いました

 2015年日本ベントス学会大会は日本プランクトン学会と共同で、9月2日~9月4日の日程で開催され、「特定外来生物ヒガタアシの侵入地における生物的および非生物的環境」として、口頭発表を行いました。(当会は発表者連名)

 口頭発表では、多くの方々に興味を持って聴いていただけました。スパルティナやスパルティナが侵入した際の影響ががたくさんの人に知れ渡るようこれからも発表をしていきます。

2015/9/3(Thu)熊本県白川での除去完了が環境省から発表されました

 環境省の報道発表資料に「(お知らせ)白川等における外来植物(スパルティナ属)の除去工事完了について」が掲載されました。

 白川は約1,100m2のスパルティナが除去されたそうです。詳しくは環境省HPをご覧ください。

2015/8/7(Fri)NHKで熊本での防除状況の報道がありました

 NHK熊本放送局より、ニュース845内でヒガタアシの防除状況について報道がありました。ガットバージ船による浚渫状況の映像や環境省自然保護官による解説等もあり、ヒガタアシについて分かりやすく説明されていました。熊本県立第二高等学校が撮影したヒガタアシの写真も活用されていました。

2015/7/4(Sat)ヒガタアシ生育環境の底生生物調査を実施しました

 小雨が降ったり止んだりの中でしたが、ヒガタアシ生育環境の底生生物調査を実施しました。この調査は当会主催で10月に開催される自然観察会、来年1月に開催される学習会での教材開発の一環として実施しました。

 調査は三重大学および汐川干潟を守る会と協働で実施しました。rtkGPSも出動し、本格的な調査を実施することができました。

2015/6/5(Fri)梅田川外来植物対策会議に参加しました

 愛知県では毎年5月~6月に梅田川外来植物対策会議が開催されています。今年度は6月5日に豊橋市役所で開催され、関係者およそ20人が出席し、今年度のヒガタアシ防除対策について検討を行いました。

 当会からも4名が参加し、今年度の調査や市民学習について情報共有を行いました。

2015/5/17(Sun)梅田川河口域で防除を実施しました

 昨年度防除を行った地点に12本のヒガタアシの再生を確認しました。地下茎が長く伸びていて、昨年度の防除の際には地下に潜っていた地下茎が今年度になって芽を出したものだと推定されます。

 確認したヒガタアシはすべて除去しました。

2015/4/21(Tue)今シーズン初の梅田川河口域の調査を実施しました

 昨年度防除を行った地点の再生状況と、今年度の新たな個体の発生状況を確認するため、梅田川及び明海地区後背水路の現地調査を実施しました。

 昨年度掘取りを行った地点の再生状況は概ね良好で、ごく小規模な1株(写真)と、やや大きめの群落1群落の再生が確認されたのみでした。

 新たな個体の発生状況としては、護岸の隙間に生える新たな1地点を確認しました。

 今年度さらに分布面積が減らせるよう、活動を継続していく予定です。

2015/3/11(Wed)CBCラジオの取材を受けました

 CBC(中部日本放送)ラジオより、スパルティナについての取材を受けました。当会についての取材ではなく、スパルティナについての取材でした。スパルティナがどんな植物で、どのような影響があって、どのように防除していくことが必要なのかという質問を受けました。

 まだ株が小さいうちに早期発見・人力で除去することが、現在実施されている防除の中では最も労力が少なく、生態系に与える影響が少ないことを伝えました。またそのためには広く一般の人に知ってもうらう必要があることを伝えました。

 収録された内容は、以下の予定で放送されるそうですので、興味のある方はぜひ、お聞きください。



平成27年3月16日(月) 

「気分爽快!多田しげおの朝からPON」

朝7:35頃からの「情報サプリメント」のコーナーで7~8分程度

※放送エリアは愛知、岐阜、三重及び静岡、滋賀、長野の一部です。

 

これを機に、スパルティナの存在が広く知れ渡れば幸いです。

2015/2/1(Sun)熊本二高生物部を愛知県の防除地点へ案内しました

 熊本県立第二高等学校生物部は、熊本県でスパルティナの研究・防除を行っています。今年度の企画集会では、熊本県からご足労いただいて、3年間におよぶ研究の成果等を発表していただきました。

 企画集会の翌日にあたる2月1日に、熊本二高生物部の皆さんを、愛知県のヒガタアシ防除地点(梅田川、明海地区後背水路)へ案内しました。

 案内の最中、梅田川河口に流れ着いたスパルティナの株が見つかるなど、アクシデントもありましたが、浚渫地点、防草シート設置地点、中学生が掘り取った地点などを案内しました。防草シートの張り方などについて熱心にメモを取っていました。

2015/2/1(Sun) 読売新聞に総会・企画集会について掲載されました!

 2月1日の読売新聞朝刊の社会面(34面)に、日本スパルティナ防除ネットワーク(JNPS)の総会・企画集会での様子が掲載されました。記事には、1月20日に受けた取材内容も載せられています。

 愛知県知事選よりも大きく紙面を割いていただき、ありがたい限りです。

 なお、内容は読売新聞電子版でも、読むことができます。

2015/1/31(Sat) 平成27年度 総会・企画集会を開催しました 

  現在のスパルティナの生育現状や、これまでの根絶に向けた取組等について最新の状況を共有し、国内根絶を目指すために必要な行動は何かを探るべく「総会・企画集会」を開催しました。

 愛知県はもとより、熊本県、茨城県、岐阜県、京都府から、合計25名が参加くださいました。

 

開催日:2015年1月31日(土)

場    所:豊橋市民センター(カリオンビル)

                         中会議室(4F)

第1部 総会 (13:50~14:20)

第2部 企画集会 (15:10~16:50)


第1部 総会(135014:20

 役員選出・会費規則の改定についての決議

 平成26年度 活動報告・収支報告の承認

 平成27年度 活動計画・予算計画の承認


第2部 企画集会(151016:50

 企画発表①

 「愛知県におけるヒガタアシ防除のこれまでの取

 組について」

  発表者:瀧崎 吉伸

 (スパルティナ防除ネット運営委員・

愛知県移入種検討会委員)

企画発表②

 「特定外来種スパルティナ属の効果的駆除方法を探

  るⅢ

  発表者:熊本県立第二高等学校 生物部


企画発表③  

 「改定 表浜外来種マップ」

  発表者:私立桜丘高等学校 生物部


 総合討議

 「国内根絶を目指すためには」


 総評


(写真は上より、瀧崎氏、熊本県立第二高等学校、私立桜丘高等学校による発表の様子)


2015/1/20(Tue) 新聞の取材が来ました!

 読売新聞の記者さんが、当会の取材にいらっしゃいました!

 取材内容は、当会の設立趣旨や1月31日に開催される総会・企画集会についての内容、今後どのような活動を行っていくかなどでした。

 また、ヒガタアシ発見の経緯や、愛知県・熊本県の防除状況、国内をとりまく外来種の状況についてお答えしました。当会の活動を知らせるいい機会になればと思います。

 取材内容は近日中に掲載されるそうです。


(写真は、取材を受ける当会運営委員 瀧崎)