2016/12/11(Sun)梅田川での鳥類調査を行いました

 今年度は梅田川における生態系を調査する一部として、鳥類の調査を3回実施する予定です。その3回目を実施しました。

 川には相変わらずサギ類が多い状況でしたが、カモやシギ・チドリ類も渡ってきており、しきりに採餌している様子が確認されました。


2016/10/29(Sat)梅田川での底生生物調査を行いました

 2012年に梅田川では浚渫と同時にヒガタアシの群落を掘削除去するという工事が行われました。この地点では地形が変わり、成立していたヨシ原がなくなってしまった地点もあります。

 これらの地点の現状を把握するため、底生生物の調査を行いました。結果は平成29年度の学習会で皆さんにお知らせする予定です。何年か後にも同地点で調査をして、ヨシ原の回復状況等を確認できればと考えています。


2016/9/3(Sat)梅田川での鳥類調査を行いました

 今年度は梅田川における生態系を調査する一部として、鳥類の調査を3回実施する予定です。その2回目を実施しました。

 シギ・チドリ類を狙っていましたが、まだあまりわたってきていませんでした。相変わらず、サギ類やカワウが多数いたほか、川の上をチョウゲンボウが飛んでいきました。近くで繁殖した個体なのでしょうか・・・


2016/9/3(Sat)応用生態工学会で口頭発表しました

 応用生態工学会 第20回全国大会が東京大学本郷キャンパスにおいて9月2日~4日の日程で開催され、当会の会員が口頭発表を行いました。

 口頭発表では、多くの方々に興味を持って聴いていただけました。スパルティナやスパルティナが侵入した際の影響ががたくさんの人に知れ渡るようこれからも発表をしていきます。

2016/8/7(Sun)観察会を実施しました

 愛知県豊橋市を流れる梅田川周辺のスパルティナは関係主体の努力の継続的な駆除作業により、概ねヒガタアシを除去することができ、残りわずかになりましたが、再度侵入する危険性や、梅田川以外の地域に広がることも考えられます。このため、日本スパルティナ防除ネットワークでは、ヨシ原とその周辺の緑やそこに棲む生き物を守る活動として、ヒガタアシ観察会を実施しました。

 

当日は、スパルティナの特徴の説明と、DNA解析サンプリングの解説(証拠標本の作り方)、スパルティナの防除に向けた赤色ラッカーのマーキングを行いました。

 

ご参加くださった方々、大変ありがとうございました。


2016/7/24(Sun)満潮近くに現地に行きました

 スパルティナ防除の作業はどうしても干潮時に偏るため、満潮時の様子は意外と目にすることが少ないです。また、実は梅田川に人が集まってくるのは満潮時の方が多いです。これは、満潮時に釣り針を垂れる人が多いためです。

 そこで、満潮時に現地に赴き、満潮時のスパルティナの状況の写真を撮るととともに、釣りをされている方にスパルティナの存在を知ってもらうためにチラシ配りを行いました。


2016/7/7(Thu)「植調」誌 第50巻第3号に記事が掲載されました

 公益財団法人植物調節剤研究協会が発行する「植調」誌第50巻第3号にヒガタアシの記事が掲載されました。

 「植調」誌は雑草学や薬剤による植物の成長抑制を専門とする方がご覧になる雑誌になります。 内容はヒガタアシの紹介が中心ですが、読者を意識し、防除に関するものが多くなっています。

 残念ながら、この雑誌は会員限定の冊子ですのでダウンロード等はできません。目次については「植調誌」で検索し、第50巻第3号〈平成28年6月発行〉をご覧くだされば、確認可能です。

2016/7/3梅田川での鳥類調査を行いました

 今年度は梅田川における生態系を調査する一部として、鳥類の調査を3回実施する予定です。その1回目を実施しました。

 鳥類が少ない時期であったため、数はあまりいませんでしたが、サギ類やカワウが多数いたほか、大崎橋の下ではイワツバメが営巣しているようでした。また、時折、河川敷にケリが降りてきて採餌していました。


2016/6/30(Thu)「水鳥通信」 第15号に記事が掲載されました

 認定NPO法人バードリサーチが発行する「水鳥通信」第15号にスパルティナの記事が掲載されました。

 記事は、「水鳥通信」の読者を意識し、バードウォッチャーに興味を持っていただき、ヨシとは違うイネ科の植物があれば当会に通報いただけるような内容としました。

 内容はバードリサーチHPからダウンロードも可能です。「水鳥通信」で検索し、第15号(2016年6月)をご覧ください。

2016/1/29(Fri)バードリサーチニュースに学習会が取り上げられました

 認定NPO法人バードリサーチが運営するバードリサーチニュースに、当会が1月9日に開催した学習会の参加報告が掲載されました。

 バードリサーチは、「人と自然の共存」のために鳥類の調査・情報収集・対策の立案等を行っているNPO法人で、全国で活躍しています。ニュースの全文は会員でないと読めないようですが、一部を閲覧することができます。

 スパルティナの防除においては、干潟の渡り鳥の調査をされている方々への周知が、新たな分布地域発見に大きく寄与するものと期待されます。記事にしてくださった守屋様、ありがとうございました。

2016/1/9(Sat)総会・学習会を開催しました!

日本スパルティナ防除ネットワーク総会・学習会

 

日時:平成28年1月9日(土) 14:35~16:55

場所:豊橋市民センター カリオンビル

内容:「干潟と外来生物」

 

 

 日本スパルティナ防除ネットワークでは、ヨシ原とその周辺の緑やそこに棲む生き物を守る活動として、「干潟と外来生物」と称してた学習会を実施しました。

 事前に開催されていた総会が圧したこともあり、5分遅れでスタートしました。発表①では、三河湾の干潟の成り立ちとそこに棲む鳥類の生態についてお話がありました。発表②では、底生生物を中心にスパルティナが生態系に与える影響についてお話がありました。発表③では、熊本県での現状の取組みや、防除の苦労話、有識者や漁業者との連携等についてお話がありました。発表④では、外来生物をなぜ駆除するのか、そして駆除活動を継続するための視点について話題提供がありました。

 総合討議では非常に活発に議論がなされ、愛知県での防除の取組み事例や課題などが熊本の方へ伝わる良い機会になったようです。議論が活発すぎて、当初16:30に終了する予定でしたが、16:50になっても議論が収束する気配もなく、会場の都合上タイムオーバーとなりました。しかしながら、会場を閉じた後でも、それぞれが活発に議論していました。会場にいらっしゃった方々も、専門とする人の話を聞けて良かったという意見が大半でした。今後ともこのような活動は継続していきたいと思います。

 参加してくださった方々、ありがとうございました。

 

 プログラム;

14:35~14:45 開会挨拶   芹沢 俊介(日本スパルティナ防除ネットワーク 代表 /愛知教育大学名誉教授)

14:45~15:05 発表①    「三河湾の干潟と鳥類」
                   演  者:藤岡 エリ子(汐川干潟を守る会)

15:05~15:25 発表②    「特定外来生物ヒガタアシが底生生物に与える影響」
                   演  者:木村 妙子(三重大学生物資源学部 准教授)

15:25~15:50 発表③     「特定外来生物スパルティナ属~熊本県の現状について~」
                   演  者:平野 淳(九州地方環境事務所 野生生物課)
15:50~16:10 発表④    「外来生物駆除に関する視点」
                   演  者:花井 隆晃(日本スパルティナ防除ネットワーク/(株)テクノ中部)

16:10~16:50 総合討議    「国内根絶を目指すためには」
                   司  会:瀧崎 吉伸(日本スパルティナ防除ネットワーク/豊橋市立高豊中学校)

16:50~16:55 総   評  

 

本学習会は「あいち森と緑づくり環境活動・教育推進事業」交付金の交付事業として実施しました。